ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

愛してる



艶やかな花の時代も過ぎて、次の世代へと身を散らすとき
花の命が尽きていくことを眺めながら、
私はいつもこの分身たちがそれぞれに健やかであれと願う。

まだ風にも散らず、私の吹く息にも飛んでいかない綿帽子は
今まで育んでくれた命への執着があるのだろうか。

きょうから6月。かるびが生まれた月で、もうすぐ11歳になる。
11年前、わずか4キロの温かな命を抱いてこの家に帰り、そしてその命の大切さを学んだ。
あっという間の11年だったように思う。

あと何年、私のそばにいてくれるんだろう。そして私はちゃんとかるびを送り出せるのかな。
最近、悲しいほどにそればかり考えてしまう。
この綿毛と同じで、いつかはかるびと分かれてしまわなければならない日がきても
それでも一緒に過ごした日々の思い出から離れることができずにいるのだろう。

かるび、愛してるよ。ずっとずっとずっと愛してるよ。