ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

永遠の別れ



宍道湖に沈む夕日はとてもきれいでとても不思議だ。
時には激しく感動的だったり、また時には穏やかに優しかったり、
私の心を映すかのように身体に浸み込んでくる気がする。




遠くから飛来した白鳥も、時がくれば飛び去って行くんだろう。


今朝、私担当の利用者の方が亡くなられた。
毎日、1時間半の身体介護や生活援助で入っていて、
私のヘルパーとしての仕事はこの方がほとんどだった。

はげましたり、話を聞いたり、一緒に洗濯ものなどをたたんだり。
それが仕事だと言えばそうだけど、
毎日、こうして過ごせば、いつしか家族のような気持ちになった。
ただ、家族の介護だと難しい部分が出てくるようで、
私のように、ある程度の距離感があると上手くいくことが多い。

本当に心から頼ってもらった。頼ってもらうから私も頑張った。
そして今年の春には元気になって近くの公園まで散歩をして桜を観ようと約束したのに。

今朝、伺うと、家には救急車と警察の方が玄関におられて、
何がなんだかわからないうちに一緒に部屋へ入ってしまい、
ソファにご主人と家族がおられ、そこで初めて奥様が亡くなられたことを知った。

検死の前にお別れというか亡くなられた様子そのままを見たので、
苦しみが直接私に伝わってきてたまらなくなる。私も苦しいよ。

早くお迎えが来ないかね。楽になりたいわ。
口癖にようにそう話していた言葉が私の中でグルグルと回り始める。

やっと楽になりましたね。
でも私はとてもさみしいです。