コハクチョウ飛来

大山に向かう途中、空に大きな鳥を見つけた。
サギかなあ～と思ってみると、コハクチョウだ。
きっとこのあたりでエサをついばんでいるはず。

稲刈りの終わった田園の中、車を走らせていると、
遠くに白い群れがいた。




安来で見るコハクチョウは、私はなんとなく苦手。
それは初めてここにコハクチョウを見に来たとき
かるびの肥満細胞腫の時期と重なって、とても辛い時期だったから
その思いがよみがえってくるのだ。

かるびのしこりを検査に出し、結果が出る間にコハクチョウを見に来て、
その後、先生から言われた言葉は「１年もちません。」だった。

夫はコハクチョウと肥満細胞腫はなんの関係もないと言うけど
それは分かっているけど、複雑な心はそれを吹っ切れていない。



 
音楽でもそう。
その時折に聴いた曲は、心にとどまっていて、
今、それに触れると、その頃の風景とか気持ちとかが蘇ってくる。


かるびと見たコハクチョウは、苦手が少し薄くなった気がする。

そしていつか、この風景が、かるびと見に来たなあ～となるのだろうか。