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桃山・江戸の美



出光美術館の所蔵品82点が紹介されている企画展「桃山・江戸の美」が、
11月9日まで松江市島根県立美術館で開かれている。
織田信長豊臣秀吉によって天下が統一された桃山時代
華やかな美しさでその時代のことが描写され、
また長く続く泰平の江戸時代では、多種多様な表現方法を用いた画家が生まれた。
こうして日本の美を観るたび、
描かれた屏風や掛け軸の過去にある時代というものを感じることがとても楽しい。

何枚もの屏風に続けられた京都の町
あそこに鞍馬寺があって、こっちには金閣寺
んでもってなんで清水寺がここにあるんよ??みたいな、方向音痴的な絵もあったりして、
まあ、バランスなのだろうが、そんな発見もまたおかしくて何時間も見入ってしまった。
本当にすばらしい企画展だ。




企画展を観終わったあと、コレクション展へも寄ってみた。
橋本明治画伯の「鶴と遊ぶ」

私にとって橋本明治画伯の絵はいつも身近にあり@家にあるってことじゃなくて(笑)
石本正画伯とともに、浜田を代表する近代日本画家として親しみがある。




ポール・ゴーギャンの「水飼い場」
…で、橋本明治画伯とともに飾ってあったフランスの印象派ポール・ゴーギャンの絵。

ゴーギャンと、それからそのゴーギャンと共同生活をしていたゴッホの絵を見るたび、
この二人がなんで共同生活なんてしたんだろうといつも思う。
力強い絵を描く二人は、あまりにも激しすぎる気がするのだ。
「耳切り事件」は有名だが、
ゴッホが自ら切ったのか、ゴーギャンが剣を振りかざしたのか分からないけど、
キチガイに刃物はいかんいかん。




企画展「桃山・江戸の美」では、さすがにカメラに収めることはできないけど
ここではフラッシュを使わなければ撮影できると言われたので
ケータイのカメラでカシャ!!と撮った。

そう言われて撮ったのに、他の客から( →_→)ジロ! っと睨まれたので
撮れたのはわずか数枚だけ。まあ、別にカメラに撮らなくったっていいんだけどね。




展示室から出て展望テラスへ上がってみた。
宍道湖の先には日本三大湖城の松江城が見える。
優美に描かれた屏風絵を眺めた後でも、水の都はそれらに負けないほど美しいと思った。
どうかこの豊な自然を失うことなく、私たちの暮らしとともにありますように。