桜の道

１時前、仕事が終わって帰るとかるびはリビングの陽だまりで手足を伸ばして寝ていた。
明るいうちに家にいる幸せっていいなあと思う瞬間だ。
お昼ご飯を食べてちょっとしたら散歩にでかけよう。

歩いていると道には雪のような桜の花びら




毎年、この季節になるとかるびと桜が見れてよかったと思う。
なぜ、夏の海じゃないのか、秋の紅葉ではないのか、冬の白い雪ではないのか、
どうして桜の花が区切りとしてなのかが分からないけど、毎年、桜が見れてよかったと思う。

また来年も元気で桜の下を一緒に歩こうね。


かるびと散歩をしていたら、友達から電話があった。
お腹がいたくて仕事を休んで横になっているんだけど
いっこうに良くならなくて助けて。でも救急車は嫌・・・みたいな。
かなり声も弱ってる感じだったから私も慌ててすぐに運転してくれる友達を呼び出し
大騒ぎするかるびも一緒に車に乗せて総合病院へ連れて行った。

ぐったりする彼女はそれでもかかりつけの個人病院へ行くと言うんだけど、
私の判断できっぱり却下した！！
昨日から痛みどめを打っては帰されの繰り返しじゃん。
そんなんやってたら原因わかんないし手遅れになったらどおーーーするよ。
結局、すぐに入院となって手術になるかも・・というような状態だった。

車から病院の車いすに移乗させて、救急外来へまっしぐら。
自分でもよく冷静にテキパキできたと思う。
資格をとったのでときどき現場も手伝うようになったからかな。割とやるじゃん、私！！