満開の桜
春が来て満開の桜の下を歩くたび、あと何回、かるびと一緒に歩けるだろうと思う。
夏の青い空の下や、秋の色づいた木々や、冬の雪の景色ではなく、
満開の桜を見上げて、いつも、あと何回?と自分に問いかけている。
今年の6月でかるび14歳。耳も遠くなり、白髪も増え、そして寂しがり屋になった。
夜遅くに帰ると、ずっとくっついて歩く。ごめんね。本当は一緒にいるはずだったのに。
あと何回。そう思うと息ができなくなるほど苦しくなる。
きれいに咲けば咲くほど、あと何回?
私の中で、桜の美しさと生きていけないほどの悲しさは比例しているかのようだ。
お空から桜が見えますか? みんなで遊んでますか?
今日はナナちゃん桜を見てたくさんの思い出を話しました。
楽しかった日々をありがとう。 またね。