ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

近況



ちょっと前に行った角島でのかるび
海の上を長い長い橋が通ってて、そこを走るとまるで海の上を飛んでいるようだ。
映画「四日間の奇跡」のロケ地ともなった角島は、
青く透明な海と穏やかな風が時を紡いでいるようなところだと思う。
ただ、観光客が多くて、最近はうんざりかも・・・ 寒い冬にまた来ようかな。

かるびに肥満細胞腫が見つかってから、さて、どうするべきかと考える。
腰のあたりに出来た5センチあまりのしこりを見つけたとき、
あちこちにあるしこりとは違っていて固くて動かず、
結果、私の嫌な予感が的中した。

かるびが若ければ迷うことなく手術を受けさせるけど、
もう16歳も過ぎ、人間でいうと90歳を過ぎたかなりの高齢で、
おまけにこの悪性の腫瘍を取り除くには
再発を防ぐためにマージンを取って広範囲に切除しなくてはならない。
なので右の筋肉までをごっそり取ってしまうらしく、
術後にかるびが歩けなくなるんじゃないかと心配だった。

ただ、手術をしないと命の終わりは見えるわけで、
かるびには大変申し訳ないけど、先生に手術をお願いした。
手術に耐えられるほどの体力があり、血液検査の数値もよくて、
9月20日、午後から手術、夕方には退院しますよと言われたけど、
夕方に電話があって、点滴をしたいから夜の8時ころ迎えに来て欲しいと言われる。
・・・で、8時ころ行くと、先生が、
「この子ね、ずーーーっと寝てるんだよ。麻酔からは覚めてるんだけど。」
先生が、かるびにモシモシって声かけると、チラ見してまた寝るらしく、
今日、退院の予定だったけど、明日でもいいよって。

スタッフの方に運ばれてきたかるびは歩くことができず、
手術後の傷も驚くほど大きくて、1泊の入院をお願いすることにした。
ショックだった。ここまで広範囲だなんて。。
想像していたよりはるかに大きくて、ホッチキスで止められた傷には血がにじんでいる。

帰りの車の中で、私はかるびになんてことをしちゃったんだろうとずっと後悔する。

翌日21日の日曜日、午後3時に退院のとき、
ご飯を食べなくても大丈夫なように点滴をしたからと伝えられ、
水分もあまり飲まないと言われた。
かなりダメージがあったんだなあと、ここでも凹むが・・・
家に帰ってご飯を与えるとガツガツ食べておしっこもうんちもして、ぐ~すか寝た。
ただ、足は立つことはできるけど歩くと踏ん張ることができずに崩れてしまう。

22日の月曜日、ご飯をたくさん食べて排泄も良好、
朝はふらついていた足も、夕方には庭に脱走するほどに回復して私たちを驚かせる。
ただ、寝起きは自分では難しく、介助がまだまだ必要だ。

23日、24日と少しずつ回復し、
昨日からは自分で寝ることが少しだけどできるようになった。
なので、やっと私も夜の介護がちょっぴり楽になる。
さすがに4日間、ぶっ続けで寝ないっつーのは身体にこたえたし、
会社にも休暇をいただいて迷惑をかけてしまったので、
少しずつだけど以前と同じ生活のリズムが取り戻せそうでうれしいこの頃。
そうは言っても、手がかからなくなるのは、まだまだ先のことだけどね。

夫は夕方の病院通いで残業ができないので、朝早くに出勤して仕事を片付け、
私は病院へ行かなくていい時に、夫と交代して夜から仕事に出かけるつもりだ。
しばらく、我が家は頑張る日々が続く。