ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

三瓶で遊んだ



海の底の、寄せては返す波の流れに揺れる海藻のように、
木々の若い枝たちは突風にもしなやかに身をまかせている。
風が強く吹けば大きく横にしなり、渦のように巻いた風には立ち上り、
私は空気という海の底にいるんじゃないかと思ったりする。

昨年の晩秋、17歳半のかるびが夫を追いかけてここを走った。
冬、雪の中をうれしそうに歩いた。
そして年が明け、かるびは鮮やかに私たちの前からいなくなってしまった。


草原を走る風の向こう、ケイティちゃんの姿を見つけた。




5月4日、メル子のママたちと三瓶で待ち合わせ。

久しぶりに会うのに、お互いが言葉につまる。
私は2月にかるびを、メル子のママは4月にカール坊を送り出したばかり
それでも思い出話ができた。




ケーちゃん、べっぴんさんだねえ。
そしてとってもお利口さんだ。

カール坊もメル子のママも、ぶ~太郎さんもケーちゃんも
みんなよく頑張ったね。

草原で座り込んで話し、三瓶バーガーを食べに行って話し、
とても楽しい時間を過ごせた。
みんな、ありがとう。
メル家とは三瓶バーガーで別れる。また会おうね。


強く吹く風の中を、かるびの思い出を抱いて歩くと、
なつかしいかるびの香りとともに、温かな空気が私の上で舞い上がった。

突然、木々のざわめきが聞こえだす。

やっぱり、かるびも一緒にいたんだね。