ホタルを見に行く

良く晴れた日の夕方、夫にホタルを見に連れて行ってと頼んだ。

我が家から少し山間に走ったところあたり、
清流に架かる細く長い木の橋があって、
陽が沈み、闇が少しずつ深くなる頃、ポツン、ポツンと灯りが舞う。

最初は１つ。そしてもう１つ。
ふわり、ふわりと漂う灯りは妖艶で現実離れをしていた。

大きな自然の中では私はちっぽけな存在で、夜風を感じながら
映画「世界から猫がいなくなったら。」を思い出す。
レタスにキャベツ、おかしな名前の猫だったなと少し笑ったけど、
かるびだって似たようなものだとさらにおかしくなった。


体調不良な日々は続くけど、検査結果では原因が分からず・・・
１つ残っている検査の結果は１ヶ月後に出るそうだ。

あの頃は辛かったなあ。
なんて、笑える日がきっとくる。