ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

続けて魚介ネタ



島根県日本海に面して細長い県なので、
海岸線を東西へ走ると、あちこちに大小の漁港が点在している。
大きな港では美味しい底魚が、また小さなところは新鮮な浮魚が獲れたりと
それぞれに水揚げされる魚介類の豊富さは恵まれている。

スーパーで大きなサザエを見つけた。1個100円。
まだ生きているサザエを見て、美味しそうって思ってしまう私がこわい・・・




お刺身になるサザエを炊き込みご飯にする。

コリコリとした食感の貝の刺身は苦手で、
こうして炊き込みご飯にしたり、ツボ焼きにしたりするのがいい。

子供のころは、母がこのサザエごはんに
ボベという貝も一緒に入れて炊いていた。
アワビのちょー小さいバージョンのような貝で、良いダシが出る。
炊いたご飯を口にいれると、磯の香りがふわ~っと広がって
大げさじゃなく、青い青い海を想像してしまうんだ。

県民ショーという番組で、島根県民はマイナスドライバーを手に
晩ごはん用に海へ行ってこのボベ貝を採るというのをやっていたけど、
密漁になってしまうので、今ではそんなことはできない。
でも、ボベ貝を食べたくてもスーパーに並ぶことはめったになく、
あの頃食べたごはんを、今では再現できない。

なので、魚介類の炊き込みご飯を作るときは悪あがきをしている。
味は昔のとはちょっと違うんだけど、干し貝柱でダシを取り、
それで炊き込みご飯にする。潮汁のような味付けで炊くのだ。
もちろん、サザエの肝も溶いてダシに入れる。

炊きあがったときの香りは、それはそれは幸せなのだよ。