ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

そんな器じゃないんだけどな



エノテカから届いたプリムールのワインを飲む。
オーメドックのシャトー・セネジャック
サンジュリアンのシャトー・タルボが大好きなので、
お値段手ごろなこのワインを選んだんだけどビンゴ!!
美味しそうなお肉を手に入れたので、それを焼くことにした。


飲みながら1日のことを思う。
会社では私は個室をもらっているので、ここでは話しやすいのだろう。
日々、社員がやってきては色んなことを話していく。
昨日も話を聞いて欲しいと電話があり、9時過ぎに約束する。
やってきた彼女は悲しみではじけそうな顔をしていた。

一生懸命、涙を我慢していたのだろう。
どうした?の私の言葉に堰を切ったように涙があふれだした。
ポツリポツリと話し出す彼女に、うんうんと聞く私。
どうしたらいのか、なぜそうなったのか、解決策はあるのかなんて
そんなことは聞かない。ただただ、うんうんとうなずく。
彼女は自分の中で解決策を持っているので、
ここにやってきたのは、ただ聞いて欲しいだけだろう。

私はメンタルケアのカウンセラーでもなく、ふつーのおばちゃんで、
人の上に立つような管理能力なんてこれっぽっちもない人間で、
口やかましいけど小心者で、なんとも情けない女なのに
彼ら彼女らは私の部屋へやってきては、色んなことを話して出ていく。

グラスの中のワインをクルンと回し、飲む。
私なんかでいいの? と私は誰に相談するのだろうか?