2022-03-18 つぼみ 日記 桜の枝に小さなつぼみが膨らんでいる。 周りの木々たちはまだ硬くて小さかったり、 もうすでに薄いピンク色をした花を咲かせていたりしていて、 それぞれに花を開かせる時期があるようだ。 この桜にとっては、それが今。 しばらくしてこぼれるほどに花を開かせ、 輝くほどに美しい時を迎えた後は若々しい葉を広げて光合成をし 秋になると紅葉して木のために散っていってしまう。 この当たり前のサイクルが、ときどき当たり前でなくなっても 時は過ぎ、それが自然と当たり前になっていく。 嵐のような日々であっても、それがいつしか穏やかな自然となっていく。 時ってそういうものなんだ。