ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

歴史をたどる



サンドイッチでお腹を満たして、次に向かったのは比治山
夫が小さいころに来ていたと言うので、ついて歩いてみる。
確か展望台があったんだよな~っというけど、記憶は定かではない。




歩くと遊具のある公園があって、そこに馬魂碑があった。




そこを通り過ぎてしばらく行くと、旧陸軍墓地がある。
新しくなったエントランスをくぐり、
中に入ると多くの墓石が狭く連なっている。
わずか直径20センチくらいの細く長い墓石にひとりひとりの名前が刻まれ
暑い空の下、うっそうと茂る木々に守られて静かに立っている。
この1本が1人の命。
争うことの愚かさが、何の罪もない命を片っ端から奪って行ったんだと思う。




墓石の間をしばらく歩くと、急にぱっと視界が広がり広島の町が見えた。
遠くにレンガ造りの旧陸軍の被服支廠がある。

行ってみたいな。




陸軍墓地のエントランスを出ると、ネコちゃんがうだっている(笑)




わずか1mに近寄っても、チラっと横目で見ただけで起きもしない。
いじめられてない証拠かなと、ちょっと安心した。




高台から見下ろすとすぐにたどり着けそうだったのに
いざ平地に降りるとわけわかりません(笑)
しばらくグルグルと回って、あっ、あそこだ!!




被爆した赤レンガの建物
被爆直後は臨時救護所となって、
多くの負傷者を収容し、その多くが亡くなられたそうだ。

壁の案内には大地震の時には倒壊の恐れがあると書いてある。
ちょうど昨日の新聞でこの被服支廠のことが載っていた。
保存か解体か・・・




帰り、原爆ドームの前を横切る。
もうじき8月6日、あの時も暑い夏空だったと聞いた。
あれから75年。世界は相変わらずだ。

人混みを避けての歴史探訪、
そろそろわさびの検査が終わるころかな。
1年に1度のドッグドック。
どうか変わりなく健康でありますように。

多くの歴史の悲しみをたどったあとで、私のわずかな心配、
それが当たり前の日常であることがとてもありがたい。