母を感じる

三松堂さんでまめ茶を買う。

小学生の頃、遠足で津和野へ来て、
お土産にまめ茶を買った時からのこのお茶のファンだ！！

まめ茶の原料は小さな黄色い花を咲かせる草花で、
お茶になると、なんとも香ばしく美味しいお茶となる。
初めて飲む人は、きっと、なんだこの美味しさはって思うだろう。
まめ茶のティーパックが珍しくて、三松堂さんで買ってみた。




季節の和菓子はキウイの大福
白あんに抱かれて、ちょっぴり酸味のあるキウイの美味しいこと！！
ちょうどいい酸味と甘みのバランスがステキだ。
ここにまめ茶があると、きっともっと美味しいんだろうなと思う。


年末年始、少し疲れて、目が覚めるまでずっと眠っていた。

葬儀の終わった夜の不思議な感覚があったことをずっと考える。
父が逝ったときもそうだった。
葬儀などでバタバタとしていて、夜遅くに疲れて寝ていると
どこからか父の私を呼ぶ声がする。
怖くて、悲鳴に近い声を出して飛び起きた瞬間、
葬儀から持って帰った花を生けた花瓶がパリンと割れて水が流れだす。
慌てて、花瓶割らないでよねと父に話したのを覚えている。

母は優しかった。
通夜から母に付き添って寝ずの番をしていた私の左こめかみあたりを
さ～～っと優しい風が通るように気持ちよく撫でていった。
眠りながら、あぁ、母さんだ！！と穏やかに思う。

母に触れられてうれしい気持ちと、
もっともっと大切にすればよかったという後悔の思いと、
母を感じた瞬間に記憶がさかのぼってなつかしい気持ちと、
色んな思いが入り交じって、ふっとやりきれなくなった。

でも、もう仕方のないこと。先にいなくなれば勝ちよね。