ドアを開けたら・・・

気楽にドアを開けたらニュースの林…  3つのブログをまとめました

樹氷



義母の状態や今後のことを説明したいので
月曜日に来て欲しいと病院から電話があった。
天気も良いし、路面には雪はないだろうと思って出かけると、
確かに路面にはなかったけど風景は白い。
途中、樹氷がとても美しかったので、車を停めてしばらく見つめていた。

病院に着いて、しばらく家族待合室に待機をしていたら、
40代くらいの男性と、その両親と思われる老夫婦、
そして男性の奥さんの母親と姉妹が話しながら入ってきた。
話を聞いているとどうも男性の奥さんが倒れて救急搬送されたようで、
ゴミを出してくるねと普通に歩きながら出て行ったのに・・と言う。
母親がその男性に、
「どうか、どうか延命治療はしないでください。」と泣きながら話し、
「管などにつながれて一生を送らせたくない。」と続けた。

ひとりが倒れることによって、多くの人が辛くて悲しいんだなあ。
そして若くても、人生を閉じるってあるんだなあ。

しばらくして我が家は看護師に呼ばれて席を立った。

金曜日、検査中に心肺停止になった義母の処置をしたドクターは、
もうたぶんダメだと思ったと説明をされる。
最後、辛うじて脈が戻ったので良かったのだけど、
以前のような状態にはならないそうだ。そして息苦しさもあるとのこと。
しばらく寝ているとADLの低下は仕方がないが、
せめて自分で歩けるようになればいいなあと望みをドクターに繋げる。

土曜日に面会へ行ったことを義母は覚えていなかったけど、
今日は夫が誰だかわかったようだ。
少しずつ、どうかよくなりますように。