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ボジョレー解禁日



ボジョレ・ヌーヴォーの解禁日

こんな田舎に住んでいると、
以前は11月の第3木曜日にボジョレーを手に入れることなんて出来なかったけど、
今では仕事が遅くなってスーパーが開いている時間に間に合わなくても
コンビニに多くのボジョレ・ヌーヴォーが並べてあり、とても便利になった。
今日も夫はジョルジュのボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォーを1本手に提げて
かろうじて日が変わる前に帰ってきたので、今年もこの日に乾杯できた。




夫との出会いはボジョレの話からだった。

若かったころ、私はボルドーポイヤックあたりのタンニンが強いワインが好きで、
このボジョレは、ワインでは王様と言われるブルゴーニュの中にあってヘナチョコな気がしていた。
ガメイ種だけで造られるボジョレのワインは、華やかだけど重さがなく、
そこがヌーヴォー騒ぎで浮かれた日本人とそっくりで、ちょっと軽蔑してた記憶がある。

だから、そんなとき、「ボジョレが好きなんだよ。」と言った夫がアホに思えた(笑)

独特の華やかな香り、チリチリと微発泡な味わい、グラスを揺らすとあふれる楽しさ、
今、やっとこのワインの愛らしさが分かった気がする。

毎年、この季節にボジョレを飲むと、
あのときボジョレが好きだって言ったよね~っと出会ったころのことで夫と話がはずむ。
グラスに注がれた赤い色のボジョレの、澄んだ香りとともに記憶がさかのぼっていく。
あぁ、楽しいワインだ。